機能と価格で考える
住まいに適した塗料の選び方
外壁塗料は材質により対応年数が変わります。対応年数の長い塗料は価格も高くなっていきます。外壁材や構造材の対応年数も考え、予算を含めて塗料の材質を決める必要があります。また時折、対応年数とは別に、お客様の好みで色やデザインを変えたい場所もあるでしょう。それらの条件を合わせて、適切な塗料をご提案させていただきます。
塗料を選ぶ上でのポイント
当社では、お客様のご要望と構造材を見極めたうえで必要な耐久年数を軸に、防水性・防汚性などもトータルで考慮して適切な塗料をご提案し、よりよい選定していきます。最近の高機能な塗料を含めた多様なものの中から、ご要望に合う塗料を選定いたしますので、どうぞ安心しておまかせください。
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塗料の種類はさまざまで、メーカーや性能によって価格は異なります。また、使用する場所の外的要因や範囲によっても、かかる費用は異なります。当社の知識を総動員して、お客様のご予算の範囲内で、最良の塗料を選定させていただきます。無理のない塗料選びを手助けいたします。
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建物によって、また風雨などの環境によって受けるダメージは異なります。たとえば、隣接する建物と近い面では紫外線や風雨にさらされる可能性が低いため、耐久性の高い塗料を使用することが最善の選択とは考えられません。またその逆に、潮風や紫外線にさらされやすい面では耐久性の低い塗料では心配です。適材適所で建物に合った塗料を選ぶことが重要です。
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最近では機能性が高い塗料が多くあり、「汚れやカビをよせつけない」「赤外線の反射で遮熱性が高い」「防音」「消臭」など、さまざまな機能を持っているものがあります。価格も高くなりますが、自ずとその機能のおかげで耐久年数も高くなります。塗料は、建物の寿命を延ばすとともに、お住まいの家のお悩みを一挙に解決できる場合もありますので、必要な機能を考えて選べば、快適に過ごすことができるのです。
お住まいの状態に合わせて最適な塗料を選びましょう!
当社でご紹介しているおすすめの塗装プラン
塗料の機能性
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アクリル樹脂塗料(価格 ★☆☆☆☆ / 耐久年数5~7年)
高温でも変色に強く、光沢の良さ、発色の良さ、施工性の良さ、そして価格の安さが特徴です。ただ、耐候年数が6~8年と低く、ヒビ割れがおきやすいことから、外壁や屋根塗装には不向きで、最近ではあまり使用されていません。こまめな点検・塗装が必要でしょう。
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ウレタン樹脂塗料(価格 ★★☆☆☆ / 耐久年数7~10年)
少し前までは、一般的な屋根・外壁塗料でした。塗膜が柔らかく、木部はもちろん、鋼材、亜鉛鍍金面、アルミ、モルタル・コンクリートなどにも塗装可能で、耐候性、耐水性、耐薬性にも優れ、価格の面でもバランスがよい塗料です。しかし、最近ではシリコン塗料と比べると劣ると言われています。
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シリコン樹脂塗料(価格 ★★★☆☆ / 耐久年数10~13年)
塗装膜の表面がガラス質であることから塗装表面が硬く、つやが良く、耐候性、防汚性が良いのが特徴です。耐久年数は10~12年程度です。現在ではもっとも一般的であるがゆえに種類が多く、価格や性能にも幅があり、よく確認する必要があります。 カタログにはウェザーメーター(耐候性)という基準が記載されており、3,000~3,500時間のものが安心な性能と言えるでしょう。同じシリコン塗料でも、この数字が低いものもあるので注意が必要です。
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フッ素樹脂塗料(価格 ★★★★★ / 耐久年数15~20年)
航空機の外壁にも使用される塗料で、耐候性に関しては高い効果がありますが、まだ価格の高さがデメリットです。付着した汚れもすぐに落とせるくらいコーティング性が高く、美しさを長く保つことができます。最近では、一般家庭の屋根で、この塗料が活用されるようになってきています。
外壁屋根塗装についてもっと詳しく知りたい方は